映画感想ばっかりになっちゃうけど観たので早いうちに感想書いておくことにします。
今回は『銀河鉄道999(1979)』視聴媒体はNetflix。
そういえば観たことないよなっていうのと、良かったという感想を聞いていたので視聴。
面白かった!!!
機械の身体を手に入れるために銀河鉄道999に乗る少年鉄郎。彼と共に旅をする謎の美女メーテル。
アニメもあることから、映画はそのエピソードをまとめた(でもところどころ異なる)らしく、展開が若干早く、強引で説明が足りないところもあったけど、アニメではそこのところをより詳しく描いているのかも?
でも全体として見やすく、とても良かった。
魅力的なサブキャラ
最初キャプテンハーロックが鉄郎と似ててエッ鉄郎の親父ぜったいハーロックだよ!!とか思ってたけど見事に違いました(笑)
賞金首の宇宙海賊ハーロックがめちゃくちゃかっこいいので軽率に好きになっちゃった。顔に傷があって、右目眼帯でめちゃくちゃ強いって好きでしかないやん…
女海賊のクイーン・エメラルダスも強いし、誇り高いし、めちゃくちゃかっこよかった…鉄郎を殺そうとしてたのに、鉄郎の意志を聞くと武器を下げて「命は一つしかないのだから大切にしなさい」とか言ったりクールビューティでした。
「女海賊」って聞いてたから言葉遣いは乱暴かと思いきや「ですます調」で丁寧な感じなのが意外で、そこもまた素敵ポイントでしたん。しかも旅をしている目的が「身も心も許した愛した男を探している」とか…🤤🤤🤤
とサブキャラがかっこよかったのが印象的。松本零士作品を知らないのであれなんだけど、彼らがメインの作品もあるのね。CLAMP作品みたいなスターシステムがあるようです。
典型的なイニシエーションの物語として。
もちろんメインヒーローの鉄郎とヒロイン・メーテルも良い。
全体を通して鉄郎のイニシエーションの物語で、最後にメーテルとの別れが待っているのもイニシエーションにつきものだなあと思って観てた。
メーテルは鉄郎が成長するために欠かせない人物であってかつ「思い出の中だけにいる女」というところが切ない…
エンディングで流れるのはもちろん「銀河鉄道999」。見事に歌詞が物語とマッチしていて素晴らしいのですが「別れも愛の一つだと」という歌詞でうわああああ(語彙力)となってしまったわ…
機械化と人間性について
人間が機械の身体を求めるようになった世界で裕福な人間は身体を機械化し、永遠の命を手に入れている。
最初は「タダで機械の身体が手に入る」から銀河鉄道999の終着点の星を目指していた鉄郎が、色んな星を訪れ、色んな人と関わっていくうちに目的が変わるのも、ありがちなんだけど、やっぱり感動してしまった。
ディストピア小説を好んで読むのでやっぱりこういう設定は私たちの未来と結びつけて考えてしまうし、テクノロジーが発達した今だからこそこの映画はより意味があるんじゃないだろうかとも思った。
おわり