今年から本や映画の感想を書きたいと言ってたにも関わらず更新に間が空いてしまった…いつものことですが😅
ということで今回はドラマ感想を。
大奥~誕生【有功・家光篇】
- 発売日: 2013/04/24
- メディア: Blu-ray
素晴らしかったです…
久々にドラマ一気見してしまった。
男女逆転大奥シリーズという歴史改変ものになるんだけど如何にして「男女逆転大奥」が誕生したかを描くストーリです。
京都の公家の出ながら恵まれない人の為に仏道に入った有功が、家光の乳母である春日局の奸計により還俗させられ大奥に無理やり連れてこられる(有功は相当な美青年なのだ)。そこで将軍家光と出会い、紆余曲折を経て結ばれるが…というお話。
主人公の万里小路 有功役を堺雅人、3代将軍家光役を多部未華子というキャストで、彼らがもう素晴らしい。
堺雅人はすごく心優しいながら強い意志を持った大人の男を演じていて、ずっっと柔和な笑みを絶やさない役なんですが、たまに感情を昂らせると内に秘めていた激しい感情を見せる。そこがまたグッとくるんですよね〜〜しかも彼が感情を昂らせるシーンってめちゃくちゃ少ないのです。ちょっとしたことには全く動じない人だからこそ、感情を露わにすると視聴者にもその激しさが伝わるんですよ…素晴らしい演技でした。(長い)
もう1人の主人公、多部ちゃんはね…もう彼女もほんとに素晴らしい!!!
世間には女将軍ということが伏せられているので大奥の中でも存在を知る者も少なく、「存在してはいけないもの」として育てられた家光役を演じてた多部ちゃん。
彼女はこのドラマの中で傍若無人に我儘放題に振舞っていた初期→有功と出会い彼と心を通わせるまで→有功にぞっこん期→有功と寝室を分けることになる期→女将軍として公に姿を現すようになる期と(私が勝手に分類させてもらった区分で)見事に演じ分けしてます。それは彼女の人間としての成長具合を示してるんですが、ただ成長しているだけじゃなくて、ここで切ないのは有功を愛する家光と為政者としての家光はどうしても一緒になれないとこなんですよ…
有功と出会ったことで人を愛することを知った家光は、びっくりするくらい可愛くなります(ここまじでかわいい)恋する乙女の多部ちゃんと優しく彼女を見つめる堺雅人の2人はずっと見てたいくらいだったのに、有功との子供が出来ない事から別の側室を迎えることになる辺りから雲行きが怪しくなってきます…
愛しているのは有功だけだが徳川のためには他の男と寝なくてはいけない、子供を作らねばいけない-
という中でふたりとも苦しむのが辛すぎた…
そんな中で多部ちゃんはどんどん恋する乙女よりも国を治める将軍として、母として強くなってゆく姿が描かれるんだけどもその演技が素晴らしい😭😭
そして切ない…
ドラマの回が進めば進むほど、主題歌の「DEEPNESS」が家光の気持ちを歌ってるようにしか思えないし、歌詞が染みるのであの曲が流れる度涙出てきてしまってた(笑)
大奥シリーズの中では1番好きです。おすすめいたします。
おわり