昨年のことになるが、とある百合について書いた。
ここで、好きな百合について語る「独断と偏見で百合を語る」をシリーズ化したいと言っていたが、全然書けていないことを棚に上げ、今回番外編として書いてみようと思う。
まさに”本編よりサイドストーリー進める癖を直しなさい”というやつだ。
番外編である今回は一つの百合を語るのではなく、私が好きな百合たちを並べていき、色々語ってみることにする。
独断と偏見で百合を語る番外編~私の愛してきた百合たち~
はじめに、ここで基本認識をおさらいしておく。
本ブログ上において百合とは
女の子同士の友情以上の強い関係を指す。必ずしも同性愛的関係を示さない。
※あくまで私個人の「百合」に対する考えで、世間一般の「百合」とは感覚がずれているかもしれないのでご承知おきください。
好きな百合を挙げ、パターン化してみる。
よくTwitterのタグなどで「好きな○○を5つ挙げると好みがわかる」というようなものを見かける。
今回はそれに則ってまずは好きな百合を挙げてくことにする。かっこの中は作品名だ。
・はるみち(美少女戦士セーラームーン)
・聖志摩(マリア様がみてる)
・かれミル(Yes!プリキュア5/Yes!プリキュア5 GoGo!)
・にこまき(ラブライブ!)
・ようちか(ラブライブ!サンシャイン!!)
・あきゆか(キラキラ☆プリキュアアラモード)
・えみルー(HUGっと!プリキュア)
とりあえずこんなところだろうか。(余裕で5つ超えた)
こうしてみるとやはりプリキュアシリーズやセーラームーンなど女児向け作品が多いのが分かる。実際私自身がロリの時に見ていたものもあることを考えると、幼児期にインプットされた性癖が今後の人生に多大な影響を与えるという説は間違っていないのかもしれない…
まあそれはおいといて、ではこの百合をパターン化するとどうなるのかやってみる。
①”カリスマ”タイプ
これはもう要するに”カリスマ”のような百合、というかぶっちゃけ「はるみち/ウラネプ」に端を発する百合のことである。
⇒はるみち、あきゆか が入る。
②実際の言動で他人と差別化するタイプ
これは良いネーミングセンスを思いつかなかったのだが、客観的に見て呼び名、態度によって他の人と差別化している百合を指す。
⇒かれミル、にこまき、かおちさ
③表立っては言動に出さないが内心めちゃくちゃ特別視しているタイプ
長い。これは②とは対極しているタイプとして書いた。②があからさまに他人からみて特別だろうなと感じさせるのに対して、このタイプは客観的には分からないのが特徴だと思っている。
⇒聖志摩、ようちか
④ニコイチタイプ
その名の通りでふたりで一対の百合。彼女を語る時は必ずパートナーが付いてくるタイプ(物理的、精神的両方)。
⇒えみルー、(はるみち)
分類できるものなのか、と思っていたが、案外パターンに分けることができてびっくりしている(笑)また、こうして見ていても割り振られ具合から特にどのタイプが一番私の好みということではなさそうで、私の雑食具合が窺える。
ここからはそれぞれのタイプでより詳しく見ていく。
①”カリスマ”タイプ
もう出オチじゃん…という感じは若干あるが、ここに分類したのははるみち、あきゆかのふたつである。
これは天王はるかと海王みちる(はるみち)のふたりに端を発するタイプだとしたが、剣城あきらと琴爪ゆかり(あきゆか)のふたりは、この”カリスマ”タイプの系譜を受け継ぐ正統な後継者だと言えるかもしれない。
とにかく似ているところが多い。4人とも「正義の戦士」であることは共通しており、他のメンバーよりも年上だ。二人一組で行動することが多く、④のニコイチタイプとも通じる。
また、はるみちのはるか、あきゆかのあきらは共にボーイッシュで男性的な見た目、互いのパートナーであるみちるとゆかりは女性的な見た目をしているためか、CP名も「はるみち」、「あきゆか」とはるかとあきらが先頭に持ってこられることが多いように感じる。*1
しかし、このカリスマタイプの最大の魅力はここの「入れ替わり」がしばしば起きるということだろう。
「はるみち」の場合、はるかがみちるをリードしているような場面は多いが、実は精神的にはみちるの方が大人であり、はるかが囁く愛の言葉よりもみちるが心に秘めているはるかへの愛の方がデカかったりする。はるみちでもあり、みちはるでもある。
「あきゆか」の場合も同様だが少し特殊で、人一倍優しいあきらに対して、気まぐれなゆかりが翻弄している場面は沢山あり、「ゆかあき」のように思えることが多い。しかし、ゆかりの気まぐれさの裏に誰よりも繊細なところがあることを知っているあきらは精神的に彼女を支え、受け止めることも多い。あきゆかでもあり、ゆかあきでもあるのだ。
ここまで自分で書いてて、めっちゃ萌えてきた(笑)カリスマは正義である。
もうひとつ、二組のCPの共通点と言ったら外せないのは戦闘シーンにおける「変身名ではなく、本名呼び」だろう。
二組はそれぞれセーラー戦士であり、プリキュアなので変身すると「セーラーウラヌス、セーラーネプチューン」となり、「キュアショコラ、キュアマカロン」となる。
戦闘の際には変身名の方で皆呼び合うが、ピンチになった時、つまり心が動揺している時には素の名前を呼ぶという戦闘美少女モノ好きには美味しくてたまらないシーンを二組とも見せてくれる。
特にはるみち(ウラネプ)はシリーズ3作目でも5作目でも死にそうな目に遭い(実際一度命は落としている)、その際に出るお互いへの「はるか…」「みちる…」がたまらなく良いんですよね…
カリスマは正義である(2度目)
今回、4つのタイプ全部書こうと思ったら案外①でも長くなってしまったので分けて書こうと思います。
書きながら、百合って本当に素晴らしいものだなと改めて感じています。
この先もずっと好きだよう
つづく
*1:ただ、百合CPの場合、「〇〇×△△」の〇〇と△△の順番は必ずしも所謂「攻め×受け」をさすものではない。呼びやすさで決まることが多いといわれている。