あなたを愛し、わたしを愛する~日々の備忘録~

ロリショタを慈しみながら日々のことも徒然に書いてこうと思います。

『ローグ・ワン(2016)』感想。※ネタバレ含みます

 

前回に引き続き今日も映画の感想を書くぞ!(観たのは昨日)

同じくスターウォーズシリーズの『ローグ・ワン(2016)』

 

ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー (字幕版)

ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー (字幕版)

  • 発売日: 2017/02/24
  • メディア: Prime Video
 

 

めちゃくちゃ良かった…😭😭

以下印象に残ったポイントを。

 

正史の「英雄」になれなかったひとたち

『ローグ・ワン』に登場する人物は主人公の女の子を始めとして皆ジェダイの騎士や元老院や反乱軍の重役ではない。

 

主人公ジンは父親から「スターダスト」というあだ名で呼ばれていた。(もちろん父親は娘を愛している)

最初そう呼ばれているのを聞いた時は「何でそんなあだ名なんや…」と思ったのだが、この物語はまさにそんな「スターダスト」のような存在の人たちが、エピソード4以降の戦いに大きな影響を与えたというのがすごく印象的でした。

 

物語でいちばん興奮するシーンの1つはタイトルが回収される瞬間だと思うのだが、この映画もまさにそれ。

反乱軍の中でもジン含めた少数がデス・スターの設計図を手に入れる為に敵地へ出発する際に彼ら自身を指し"ローグ・ワン"だとする。

この映画はそんなローグ・ワンのメンバーの物語なのだと実感させられるシーンだった。

 

彼ら全員の名前や境遇が明らかにされることなく、後の英雄となることなく、未来への希望を託して終わっていくのに胸を打たれた。

 

分かりやすい…!

スターウォーズシリーズって今何をしているのか、何のために行動するのかみたいなことがわかりにくいなと今までのエピソードを見て思ってたんだけど、『ローグ・ワン』はめちゃくちゃ分かりやすかったというのも他のエピソードと比べて好きなポイント(笑)

 

"ローグ・ワン"のラスト

最後にジンとキャシアンが2人抱きしめあうシーン。迫ってくる光は彼らを滅ぼす為のものなのに絶望を感じさせるようなものでは全くなく、寧ろ未来への希望のような美しいものに見えたのがすごく良かった。ほんとに良かった…

その後のシーンでエピソード4の冒頭に繋がるレイア姫の登場で彼らが希望を繋いだのだと実感させられるラストでもう鳥肌モノだった

 

 

ということでスターウォーズシリーズでもすごく好きな映画だった『ローグ・ワン』。

元々私が為政者というか主人公になれなかったひと、みたいなのがとても好きなので余計好きだったのかも。スターウォーズ本編はザ・王道のストーリーだし(笑)

 

2日連続スターウォーズシリーズの映画観たけど、やっぱりドロイドが魅力的だなぁ…『ハン・ソロ』のL3にしても『ローグ・ワン』のK2にしても人間味溢れるというか個性強くて憎めないやつで、良い味を出してるなと改めて感じました。

もちろん、一推しはR2-D2なんだけどね😇😇

 

 

おわり

『ハン・ソロ(2018)』感想。※ネタバレ含みます。

これから見た映画や読んだ本を記録しておくのにもブログを使用したいと思う。 

フィルマークスとか色々あるんだけど、全体に公開されるのがどうしても気になったのでブログに書いていくことにした。

 

ということで2021年初映画は『ハン・ソロ(2018)』

ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー (字幕版)

ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー (字幕版)

  • 発売日: 2018/10/17
  • メディア: Prime Video
 

 

この映画の感想を語る前に少し述べておくことがある。

私は一時期(スターウォーズ エピソード4を見ていた時)ハリソン・フォード演じるハン・ソロに夢中になったものだった。

 

ハンサムで傲慢で自らの利益を一番に考えるアウトロー

私の大好物である。

 

「私、ハン・ソロの女になる」と決めた時に彼は物語のヒロイン・レイア姫とフラグをたてやがったのだ

 

そのままエピソード5で2人は見事結ばれた。

ハン・ソロの女」という私の肩書きはものの数時間で終わりを告げた。

泣いた。

 

とまぁ、私はハン・ソロを(勝手に)昔の男と認識している。

 

映画の感想に移る。

 

開幕5分足らずで

この映画は若きハン・ソロを描いている。つまり、レイア姫と付き合う前のソロに会えるので私はまた少し期待してしまった。この映画を観ている間だけは、再び彼の女になれるのではないかと。

 

大きな間違いであった

 

開幕5分経ったかどうかというところだろうか。ハン・ソロは知らない女といちゃつきはじめた。

この映画のヒロインとなるソロの恋人、キーラだった。

泣いた。

 

印象に残ったところ

お馴染みの…

スターウォーズ本編でもお馴染みの、相棒チューイとの出会いや、ミレニアムファルコンの登場からの光速での移動にはやはり興奮してしまった。

チューイ可愛いなぁやっぱりソロの相棒はお前だけだよ

 

俳優陣について

若きハン・ソロを演じたオールデン・エアエンライク。初めて名前を聞いた俳優さんだったが、ハンサムで最高に素敵だった。ハン・ソロ=ハリソン・フォードという強いイメージがある中で大変なプレッシャーはあったに違いないが、素晴らしかった。

そしてキーラ役のエミリア・クラークが美しすぎる。初登場時の垢抜けてない時も美人だったが、再会後のポニーテールの彼女も美しすぎた。ハン・ソロの恋人ということも許せてしまった…

 

ハン・ソロとキーラの関係

エピソード4にてハン・ソロの隣にキーラはおらず、後にレイア姫とくっつく、ということからこの映画内でソロの恋人のキーラは退場するのだろうということは何となく予想していた。

多分死ぬだろうなと思っていて、どこで死ぬんだろう…と不吉なことを終盤は考えてしまった。

 

が、結局彼女はソロと共には行かず、犯罪組織に付き従うことを選びソロと決別した。

私はこれをものすごくほっとした。

 

確かに死ぬんじゃないかと思っていたが、もしソロの目の前で死んでみろ。

キーラはハン・ソロの中で永遠になってしまうではないか。それはきっとこの後のスターウォーズ本編でのレイア姫との愛が唯一無二ではなくなってしまうことを意味する。

そうするとこの映画での最適解はこの映画の結末以外考えられないと思う。

 

キーラ死ななくてほんと良かった…

 

以上で『ハン・ソロ』の感想を終わりにする。

評判が悪いと聞いていたが、とても面白く観ることが出来た!

 

追記:この映画の原題は"Solo"というハン・ソロのファミリーネームだが、この名前は「(家族や恋人もいない)1人」というハンの境遇から付けられた名前であることが劇中で判明した。元々の名前Hanでなく、Soloをタイトルにした意味はなんだろうと考えていたが良い結論は出なかった。また考えよう

業平に恋して。

 

そういえば、昨年ももう終わろうとしていたころ、心惹かれる男性と出会ってしまった。

 

いや、出会ってしまったという言い方は適切ではない。彼の存在は10年ほど前から知ってはいたのだから。

だから、彼の良さに気づいてしまった、という言い方の方が正しいか。

 

けれど、そんな彼にはすでに想う人がいて、彼のその想いには、到底私など入り込む隙はないのだ。私は彼に想われる彼女になりたかった…

 

 

彼の名は 在原業平といったーー

 

 

ということで、今回は在原業平、そして伊勢物語に触れた話を書こうと思います!

 

目次

 

『100分de名著』との出会い

Eテレで放送している『100分de名著』という番組をご存知だろうか?

これは名著と呼ばれる本を毎月1回25分×4、計100分で読み解いていくという番組である。毎回の司会をアナウンサーさんと伊集院光さんが担当しており、名著ごとにゲストが登場し、その本について解説をしてくれるという私のような本好きには堪らない番組だ。

さらに、毎回本の一部を朗読してくれるのだが、その朗読者も豪華なのも魅力の一部なのである!

 

そんな番組の名前は知っていたのだが、昨年末にやっときちんと見るとものすごく面白く、見事にはまってしまったというわけである。

 

そんな感じで『伊勢物語』の話に移るのだが、これは11月の名著として取り上げられていた。

 

伊勢物語についての私の知識は、高校の古文の授業で習った断片的な記憶―歌物語、『かきつばた』、鬼に食われた、主人公の「男」は在原業平と言われている―といったぐらいである。

 

最近古典にはまっていたこともあり、100分de名著で伊勢物語を取り上げると聞くと興味を持って見てみたのが始まりだった。

業平は『源氏物語』の光源氏のモデルと言われる男である。多くの現代人がそうだと思うが、私も光源氏があまり好きではない。そいつのモデルになるくらいだし、こいつも色好みのモテ男だろうと私は業平の事を考えていた…あの番組を見るまでは…

今は彼の事をそんな風に思っていないことは冒頭の独り語りでもお察しだろうが、在原業平はすげえやつだったのだ(語彙力)

 

 

業平について

ここから彼について語っていく。私が感じた彼の素敵さを記録しとこうと思う。

悔しいが、業平の素敵なところは一人の女性とのエピソード抜きには語れない。むしろ彼の彼女への想いこそ私が「業平素敵…♡」「相手の女の人になりたい…♡」と思った部分であるのだから。

 

彼女の名は藤原高子(たかいこ)。つまり藤原氏の血筋の女性である。この時代の藤原氏というのは摂関政治で絶大な権力を握っていた時なので、高子はもちろん政略結婚をせざるをえない状況にある。

業平は彼女と恋人関係にあったが、高子が入内し、天皇に嫁ぐことになってしまう。

そこで業平と高子は駆け落ちを画策する。これがあの有名な(?)鬼に食べられるエピソードである!

 

高子を外に連れ出す業平。箱入りのお姫様である高子は、見慣れない外の景色を不思議そうな目で眺める。そして草に落ちた露を見て「あれはなに?」と恋人に聞くのだ。

かわいいではないか!!!とんでもなくかわいい。

 

…興奮してしまったが、その後の顛末は、小屋に隠れていたお姫様が男が気づかないうちに消えている、鬼に食べられてしまった―と男が失意の中歌を詠む。

 

白玉か 何ぞと人の 問ひしとき

 露と答へて 消えなましものを

 

有名なやつである。もちろん鬼に食べられたというのはフィクションで実際には彼女の兄(もちろん藤原氏)が取り返しに来て、駆け落ちは失敗してしまう。

 

その後高子は男児を産み、その子供が天皇になったことから彼女は「国母」となり、業平とは決定的に身分が違うひとになってしまうのだ…

 

ちなみに、これは私だけの萌えポイントかもしれないが、業平と高子は17歳差である。

調べてみると、このエピソードの時には業平36歳、高子19歳と考えられるらしい。

高子が年上の男性である業平を慕うのは全然理解できる(人生経験値という意味で)し、当時の感覚だとその年齢差は稀ではない。業平は世間知らずのお姫様にとって外の世界に連れ出してくれた、頼りになる年上の男、愛しい男である。

私得でしかないカップルである

 

深窓の令嬢だった高子が駆け落ちを考えるくらいの相手。業平にとっても、天皇の妃となる相手を攫おうとしたのだ。並大抵の覚悟ではないし、きっとそれだけお互いの愛も深かったに違いない。そんなひとともう一生恋人関係にはなれない身分となってしまうふたり。

ロミジュリやんけ…悲恋やんけ…

 

おそらくここで終わっていたら私はそこまで業平のことを考えなかっただろうし、彼のことを好きにはならなかった。

 

在原業平という男の魅力が一番溢れていると私が思うエピソードが、かの有名な「ちはやぶる…」の歌なのである。

次はそこを語りたい。

 

「ちはやぶる…」の真相

「真相」というもったいぶったタイトルをつけてしまったが、私にとってはまさにあの歌の真相を知った気分だったのでこのままにする。

 

ちはやぶる 神代もきかず 龍田川

 からくれなゐに 水くくるとは 

 現代語訳

 様々な不思議なことが起こっていたという神代の昔でさえも、

 こんなことは聞いたことがない。

 龍田川が(一面に紅葉が浮いて)真っ赤な紅色に

 水をしぼり染めにしているとは

ちょっと差がつく百人一首講座 | 小倉山荘より

  

これは百人一首に載っている有名な和歌なので、もちろん聞いたことはあった。

現代語訳にあるように、自然の美しさを詠った歌なのだと。そう思っていた。

 

100分de名著では、解説者(ゲスト)の髙樹のぶ子氏がその歌が詠まれた背景を解説していた。

曰く、晩年の業平が高子の和歌のサロンに招かれ、その時に屏風に描かれていた龍田川を見て、この和歌を詠んだのだと。

 

 

業平と高子は、駆け落ちに失敗し、もう恋人同士になることは決してできない身分だったが、その後も彼らの交流は続いていたようだ。

高子は天皇を産み国母となったが、その天皇が早くに廃されてしまったこともあり、その後は孤独な日々を過ごしてきたようだ。そんな高子を業平は家臣として支え続けたと髙樹氏は言う。

 

高子と業平の駆け落ち未遂事件は醜聞として宮廷中が知っていただろうし、その後業平が宮廷に行く際は肩身の狭い思いをしてきただろうと思う。普通の男だったらそのような思いをさせた相手の女に恨み言をこぼすかもしれない。

しかし、業平はそんなことはしなかった。

 

 

「ちはやぶる…」の歌が詠まれたのは高子主催のサロンなので、彼が和歌を送る相手は高子ということになる。

彼女に向って詠む和歌はただ自然の美しさを詠んだだけではない。

 

その歌には自然の美しさと高子への想いー貴女との昔のことはとても美しい思い出だったと、後悔していないと。そして、貴女はずっと美しいと。

 

そんな想いも和歌で業平から高子へ送られたのだと。

番組ではその後野村萬斎さんによる和歌の朗読が始まった。

 

その朗読を聞いていると、言葉を聞くと、思わず私の目から涙がこぼれていた。

 

たぶんそのサロンで業平の和歌を聞いた高子以外の人はその和歌の技巧だったり見事さを称えていただけだと思う。けれど、高子だけはそこから業平の想いを読み取ることができ、きっと胸を打たれただろう。不遇な境遇となってしまい、孤独な彼女を「美しい」と肯定し寄り添ってくれた業平の気持ちを感じるだろう。

私が高子だったら泣いてる。業平は自分との思い出を「辛かった過去」で終わらせないでいてくれているのだから。

朗読を聞いた瞬間、きっと私は高子になっていたのだ

 

日本語について考えたこと

そろそろ今回のブログを終わらせようと思うのだけど、どう終わらせようか、果たして。

 

業平の和歌を聞いて、現代語訳を聞いて、改めて感じるのは日本語の不自由さだ。う~ん、かえって自由さだろうか。

 

業平の和歌は、背景なんて何も知らない人が聞いたらただ「書いてある言葉」通りに受け取って終わる。

だけど、知っている人が聞くと、その言葉に隠された(もしくは表された)想いを受け取ることができるだろう。

 

昔の人はたった31音で想いを伝えようとしていたのだ。さらに技巧も凝らしながら!

改めて日本語って難しいよなって思ったり、美しいなって思ったり。

 

今回初めて和歌を聞いて涙してしまうという体験をしたけれども、そういう風に千年隔たっていても人の情感を揺さぶられる言葉を紡ぎだせる業平は本当にすごい人だと思う。

さらに、彼のすごいところは、和歌の名手でありながら、人一倍情感豊かなひとなので、彼が詠んだ和歌にはたまに溢れる想いが先行しすぎてぎこちなく、そんなに秀でてない和歌もあるらしい。

でも、普段あれだけ優れた和歌が詠める人が、私に会いたくてたまらなくて後朝の歌も「また会いたい」って思いのみが溢れるようなものだったらきゅんきゅんしちゃわない???*1私はする

そういう足し引きが絶妙にうまいので「良い男」だと思うのだ。

 

ということで目下の目標は業平のようなひとと恋に落ちたいということで今回は終わる。

*1:実際に業平は恬子内親王とそのような歌を交わしている。後朝ではなかったかもしれないけど…(-_-;

新年明けまして…

 

新年の計は元旦にあり

と言いますが、初詣に行く、おせちを食べる以外には特に普通の平日と変わらない元日を過ごした私です。

今年も良い一年になりますように\(^^)/

 

 

 

もう前回のブログから何日空いたかみたいなのは毎度書いているので、敢えて書かないことにしますね😇

 

折角2021年初っ端のブログなので、取り敢えずこのブログを今年どうするか、ということを書きます。

 

昨年の自粛期間中に始めた本ブログですが、自分の中で考えたこと・思ったことを吐き出すアウトプットの場としてすごく楽しく書くことが出来てました。

やっぱり私にはそういう場所が必要だと改めて感じて、そう感じることが出来て良かったと思いました。

 

だから、これから毎日更新することはきっと難しいだろうけど今年も続けていこうというのが今年のブログの目標です!(目標というのかなぁ?)

 

有難いことにブログを書いてることを伝えると読む!と言ってくれる友達が沢山いて、幸せです。

愛だなぁ…

 

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あなたを愛し、わたしを愛する

今年度はこんな愛のプリキュアになれるよう日々精進したいと思います。

 

おわり

 

 

久々にハリーポッターを読んでいる話。

 

気が付くともう10月後半でびっくりした今日。この前10月始まったばっかやんと思ってたのに時間が経つの早すぎてびびる…

しかも前回のブログ更新10月始めかよ…早いね(遠い目)

 

 

久々にハリーポッターを読んでいる話。

 

実はこの前あったAmazon Prime Dayであるお買い物しました。

これじゃ!

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kindleのキッズモデルでございます。

 

実は最近ちょくちょく電子書籍のお世話になっていて、kindle端末を買おうかどうか迷っていた中で、プライムデーでお安くなっていたので購入することに。

 

キッズモデルを選んだのには理由が…

それは、キッズモデルを購入すると1年間の児童書籍読み放題がついてくるから!

 

小、中学生の時読んでた本、急に読み返したくなる時ってありません??

私はある。

 

ということで広告もついてないというし、キッズモデルのkindleをウキウキで購入しました。

 

kindleキッズモデルのダイレクトマーケティングはこれまでにして、購入後私が読み始めたのがハリーポッターシリーズ」です。

 

ハリーポッターシリーズ、及びハリポタ関連に夢中になったのは小学生の時で、学校の図書館で1巻から6巻まで全部読んでました。7巻だけ当時新刊だったので買ってもらってて。だから私のお家にはハリポタは最終7巻のみあるのです。*1

 

映画の方は「不死鳥の騎士団」と「死の秘宝Part1・2」は見てないんですが、映画のおかげでハリポタによりハマったと思うし、英国への憧れを募らせたと思うんだよねぇ…

大学で欧米に関する学科を選択した理由もハリポタがもたらしたイギリスへの興味が大きかったくらいだし。

 

と私のハリポタ遍歴はそんな感じで、そんな私がkindleキッズモデルの読み放題でハリポタを久々に読んでみようかと思った次第なのです。

 

で、2巻「秘密の部屋」から読み始めた。なんで1巻からじゃないのかというと単純に2巻がお気に入りなので…

 

すると、これがめちゃくちゃ面白い!!いや、面白さは分かってたことなんだけど、久々に魔法界の、ホグワーツの、あの世界をハリーと共に見ていく楽しさは想像以上でした。

実は、すべての謎が明かされる最終巻を読んでから読み返したことがなかったので、そこを知って読む驚きや気づきがあったり、単純に物語を忘れていて改めて物語を読み進める楽しさがあったりと…ものすんごく楽しんでおりました。

 

本を数年経ってから読み返す良さってあの頃気にもしてなかったことを気にすることがあることかなって思ってるんだけど、ハリポタの場合もまさにそれで。

 

例えばハリーの友達、ロンのこと。男兄弟の中では末っ子で、他の兄弟に比べて取るに足らないやつだと自分のことを思っていて。親友のハリーは魔法界で知らぬものはいない有名人でクィディッチも上手で。彼がハリーに嫉妬して大喧嘩する場面は7巻でもあったけど(7巻だけは手元にあったので何度か読み返している)、これまでの巻の中の些細な描写から読み取れたり。

物語の序盤で、キーになるアイテムや魔法などがちりばめられていて、終盤その伏線回収の見事さに舌を巻いたり。

小学生では気付けなかったある人物のかっこよさに気付いたり。(ルーピン先生です。「アズカバンの囚人」最高かよ…惚れた)

 

最近ではどっぷりハリポタの世界に浸っているのです。

2巻をあっというまに読了して続けて3巻「アズカバンの囚人」、4巻「炎のゴブレット」と…そして今現在5巻「不死鳥の騎士団」を読んでいる最中であります。

 

こうやって時間を忘れて夢中で本を読んだり、仕事の休憩中に「休みだ!!ハリー読もう!!」って読んだりしてると、あの頃、小学生の時の私の本の読み方を思い出しました…

 

本を読むのに夢中になって夜寝るのが遅くなったこと、授業休みの間に読んでいて、授業が始まるといやいや本をしまっていたこと、授業中も本の続きが気になって考えていたこと…

 

最近は本を読んでいてもそんな風になるのはめっきり減っていて。

続きが気になって夢中になって読み進めている今の状況は、まさしくハリーに「魔法」にかけられたようだなと(上手いこと言った)

 

もうしばらくは、最終巻を読み終えるまでは、この魔法にかかったままでいることにしよう!

 

おわり

 

*1:ハリポタ7巻といったら「プラダを着た悪魔(2006)」でアンディが手に入れるため奔走したあの巻です

泉鏡花記念館とまるめろ。

 

今日めっちゃ寒いね~

出社してたんだけど、居室がすごい冷えててガタガタ震えてた。

季節が変わってゆくのを感じるよ…

秋が来るんだね~

 

ということで今日はブログを書くぞ。枕下手くそだなぁ…(笑)

 

 

泉鏡花記念館とまるめろ。

 

実は先月の4連休に2泊3日で金沢に旅行に行ってました。人生2度目の金沢です。

 

兼六園金沢城公園、ひがし茶屋街、金沢21世紀美術館…などなど有名な観光地を色々と回ってきました。

特にひがし茶屋街の方には前行った時には行かなかったのでより楽しかった!

 

そんなひがし茶屋街からちょっと歩いてこんな小道を通って

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歩いていくと「泉鏡花記念館」があります。

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今回の金沢旅行でどうしても私が行きたかった場所なのです!

 

 

泉鏡花(1873~1939)は明治期から昭和にかけて活躍した小説家で、日本の幻想文学のはしりとなるような作品を多数書いていて、私のお気に入りの作家のひとりです。で、鏡花は金沢出身で金沢3文豪のひとりに数えられておるのじゃ。

 

鏡花の作品は文語体で今ではなじみのない言葉が使われていたりと若干とっつきにくさはあるものの、その文体が物語の世界観を構成するのに一役買っているんじゃないかと私は思っているのですが(笑) 上手く言葉に出来ないけれど、そのことばに導かれて作品世界に入っていくのが鏡花の作品だと思ってます。

習うより慣れよというか、まずは読んでみてほしいー!!

 

好きなのは鏡花と出会うきっかけとなった『外科室』、『化鳥』、『夜叉ヶ池』です。読みやすいのでおすすめです。

 

そんな鏡花の記念館、私はすっごく楽しみましたー!!鏡花が使っていたものがあったり、原稿があったり企画展も楽しくて、本当に行って良かったです。

 

www.kanazawa-museum.jp

 

そんな泉鏡花記念館の物販コーナーで出会ってしまったのです…

 

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その名も榲桲(まるめろ)に目鼻のつく話』

 

表紙や装丁にひとめぼれして、即買いしてしまったこの御本。

内容など知らないままホクホクで連れて帰りました。

 

開くとまずこれが…

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今日は此の家に居り侍り

御方様たち おなぐさみ

 

 

およ・・・???なんか不穏な感じが漂ってきました。不穏っていうかなんかやらしい感じ… 

 

最後まで読みました。パケ買いのイメージ覆されたー!!!

お話の内容は最初に感じた違和感の通り…て感じなんだけど、少年の目を通して描かれているのでよりこの作品の妖しさがでてます。

 

でも、めちゃくちゃ好みでした…

 

『化鳥』もそうなんだけど、おさなごの目を通すと世界の見え方ががらっと違って見える。でも、この話の主人公は完全に「幼い少年」ではなく、青年にさしかかるような思春期の絶妙な年齢なところがまたよい。なんとなく性的なことに敏感になっているお年頃。

 

このバランス加減と心情が幻想的な世界観とマッチしているのが本当に素晴らしく、大好きな作品のひとつになりました「 榲桲に目鼻のつく話」…

 

「まるめろ」って読めないし、なんだよ…って思ったら果物の名前でした。

 

おわり。

久々に物語を作った話

 

約2か月ぶりのブログ更新になりますー!

 

いやぁ2カ月の間色々ありました…パソコンが壊れて修理に出したり(それをブログ未更新の言い訳にする)、念願だった本棚を購入したり、「師匠」と思える存在に出会ったり、とうとう「ゴールデンカムイ」既刊全巻手に入れたり、金沢に旅行に行ったり…

 

その間のことを色々と記録したいというのもあるのでこれからまた少しずつ更新していければいいなー!

 

 

再開日の今日は何を書こうかなと思っているところなんだけど、最近すごく久しぶりに「物語を創作し書く」という行為をしたのでそのことを。

 

私は小さい頃から本を読むのが好きで、その延長みたいな感じで物語を小学生くらいの頃から創作しておりました。高校生の時には文芸部に入って部誌を作る中で、初めて自分のペンネームを持ち、初めて色んな人に自分の作品を読んでもらうという経験をしました。(ちょっと口調が迷子)

 

それで、大学では迷うことなく文学部を選んだわたくしですが、大学に入り、「文学」を学んでいけばいくほど、自分の書いてきた小説の矮小さに気付いて、どう物語を書いていけばいいのかわからなくなって、小説はもう書くまい…と思ったのでした。

 

でも、どうしても「ものを書く」、「言葉にする」という行為は続けたい、やりたいという思いはあって(こうしてブログを書いているのもその一環)、そんな時同じ思いをもった私のソウルメイトのような存在のお友達から「短編でもいいから書いて見せ合わない?」との提案が。

 

なにか作品は書きたい…でも小説を書こうと思ったときにちらつくのは名作たちの技巧…書けない…

という思いだった私がこれなら書けるかもしれないと思ったのはイラストをテーマに何かストーリーを書くというもの。これなら元ネタはあるし、なんとか形に出来るんじゃないかと思って提案し、お友達からも賛成をもらって、絵をテーマに物語を書くことに。

ふたりで何かいい絵はないかと色々探し、見つけたのがこれ!!

 

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Man at the Window (1875)

 

おっさんが窓から外を眺めているこの絵、面白いやーん!ということでこの絵に決定し、2週間後を締め切りに創作することになりました。

 

 

私はちゃんと書けたのか??ということですが、無事、ひとつのものを書き上げることができましたッッ!!万歳ッッ!!!\(^o^)/\(^o^)/\(^o^)/

 

A4用紙1枚。それでもちゃんと物語が創作できたこと、ほんとにうれしかった!

やってみたかった叙述トリックの作品にしてみたんだけど、あからさまでないように伏線をはるのが難しい!それでいて、違和感を与えるようにもしないと意味がないので大変だったし、上手くはできなかったのが残念だったけど、まあそれはそれ。

ちなみにお友達の書いた作品はよくこの絵からここまでの世界観を創造できるな…!と感嘆しました。さすがだ…

 

ということで久々に創作してみた!という日記でした。

 

おわり