あなたを愛し、わたしを愛する~日々の備忘録~

ロリショタを慈しみながら日々のことも徒然に書いてこうと思います。

クセになる映画『チャーリーとチョコレート工場』について

 

久々に見た。泣いてしまった。

チャーリーとチョコレート工場 [Blu-ray]
 

 

 

なぜだか分からないけど急に見たくなって見始めた『チャーリーとチョコレート工場』。

小さい頃に何度も見た映画なんだけど、大人になった今見直すと案外チョコレート工場内での出来事って終始ホラーだし、ウィリーウォンカのイカレ具合がリアルで驚いた。

 

チャーリーがとんでもなくいい子っていうのは覚えてたんだけど最初の貧乏ながら温かい家族のふれあいをみただけで涙出てきた…(疲れてんのかな…)

 

ラストのウォンカとパパとの再会のとこもやっぱり泣いてしまってそこからはエンディングまでずっと泣いちゃってた😢

 

ウォンカがチャーリーに対して家族は邪魔だ、自分も家族を捨てたから成功できた的なことを言うんだけど、中々的を射ているなと思ってしまった所が、私も歪んだ大人になったということなんだろうか😂

 

何かを始める時いつも反対するから家族は邪魔というウォンカに対してチャーリーは「愛しているからだよ」って返すんだけど、これすごい大人な返しだよね(笑)

チャーリーつくづく子どもに見えないんだが、それは本当の愛を知っている、愛のある家庭で育ったからなんでしょうね…この歳になって見直してみて分かるチャーリーの(ある意味での)育ちの良さよ。

 

見終わったあとすごく心温まる映画でした…やっぱり好きだー!

 

そしてチョコレートが食べたくなるんだよなぁ

 

おわり

 

 

 

『ザ・プロム(2020)』感想。※ネタバレ含みます。

 

ひっさびさに最近の映画を観た。しかもミュージカル映画

Netflixにて独占配信している『ザ・プロム(原題The Prom)』。

 

prom-movie.com

 

 

主演がメリル・ストリープニコール・キッドマンに…と聞いていたのでそれだけでなんて豪華なの!!と思ってましたが、内容もめっちゃくちゃ良かったです…

 

インディアナ州の田舎街の高校のレズビアンの女の子が自分の恋人とプロムに行きたいのにPTAによって禁止されてしまった。そんな彼女を助けるために落ち目のブロードウェイスターたちが奮闘するという物語。

 

 

プロムが出てくる映画と言ったら私がすぐ思いつくのが『キャリー』くらいしかなくて笑ってるんですが(あとトワイライト)、やっぱり女の子たちには、(男の子にも)一大イベントなわけなんですよね

 

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この映画で素敵だなと思ったのは男の子・女の子たちがプロムに行きたい、プロムを楽しみたいと思う気持ちは皆同じなんだと描いているところ。

LGBTを描いている作品ではあるんだけど、性的な志向は関係なくプロムを楽しみたいという気持ちはみんな同じだよねって伝わって来たのが凄い良かった。

 

この映画にはレズビアンの少女エマを理解しない異性愛者の同級生たちがいて、彼女に冷たくする役柄として登場してくる。いわゆる悪役キャラみたいな感じかなと思っていたらプロムに誘われる日よ!と歌いだし、男の子から誘われた後はドレスで着飾り私最高にイケてる!と鏡を見ながら歌い続ける。

その描かれ方が明るくて楽しそうで、本当に彼らがプロムを楽しみにしているわくわくする気持ちが伝わってくる感じで、到底憎める描写ではないのです。

 

エマの気持ちとしても一緒で、彼女は別に性的マイノリティの指導者や活動家になりたいわけじゃなく、ただ普通の高校生として恋人とプロムに行きたいだけだと主張しているのも素敵でした。

 

エマに意地悪していた子たちも最終的には彼女らを理解するようになっていたし、「今の時代LGBTに理解のない奴は悪だ」と嫌な描き方をするのではなく、「知らないからこその態度であって、彼らは悪人ではないのだ」と高校生たちを描いているところになんか感動してしまった。まじでこの映画を観て、こんな風な世界が少しでも増えていったら素敵だなと思った。

 

あとは、ミュージカル映画なだけあってどの歌もすごく良いし、パワフルで勇気をもらえるものが多くて、歌のシーンで何度も泣いた。当然だがメリル・ストリープニコール・キッドマンの演技も素晴らしく、本当に良い映画だった。

 

元気もらえた。

 サントラ買おうかな。

Prom

Prom

 

 

おわり

独断と偏見で百合を語る番外編②

独断と偏見で百合を語る番外編その2である。

経緯等は前回のブログを見て頂けると嬉しいです。

 

 

moneek.hatenablog.com

 

 目次

 

前回のまとめ

・私の好きな百合は以下4パターンに分類できる!

 ①カリスマタイプ

 ②実際の言動で他人と差別化するタイプ

 ③表立っては言動に出さないが内心めちゃくちゃ特別視しているタイプ

 ④ニコイチタイプ

・①の百合語りをした!

 

というわけで今回はパターン2「実際の言動で他人と差別化するタイプ」について語っていきます😚✨

 

② 実際の言動で他人と差別化するタイプ 概要

このタイプにはかれミル、にこまき、かおちさの3組を分類した。

改めて説明すると、これは客観的に見て呼び名、態度によって他の人と差別化している百合を指す。

 

一括りに分類したが、3組とも若干異なるので順番に見ていきます。

まずはかれミル。

かれミルを語る。

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かれミル

かれミルは水無月かれんと妖精ミルクのカップリングだ。ミルクは「Yes!プリキュア5 GoGo!」では人間態にもなり美々野くるみとなるので「かれくる」とも呼ばれるが、今回はどちらにせよかれミルで統一する。

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かれくる 右が人間体になったミルク(美々野くるみ

 

プリキュア5の中でも年長組で学園の生徒会長を務め、なおかつお家は超お金持ちのお嬢様なかれん。

青キュアの例に漏れず知的な美人キャラです。

一方ミルクはめっちゃくちゃ小生意気な性格で、初登場時からしばらくはプリキュアのメンバーに対して舐めた態度をとるヘイトを集めやすいキャラ。

 

ミルクはプリキュアたちと過ごすうちに彼女たちと信頼関係を築いていくが、小生意気な性格は変わることないなか、彼女が唯一甘え、褒め、デレるのはかれんに対してだけなのだ。

 上に載せたかれくるの画像を見ても分かる通り、くるみがあんな笑顔を見せるのはかれんだけである。

 

もちろん最初からそんな態度だったわけではなく、このふたりの軌跡は結構丁寧にアニメでも描かれているが、長くなるので割愛。ただ、ミルクのかれんへのひいきっぷりやデレっぷりは見ていて苦笑してしまうくらい露骨でニヤニヤさせられてしまう。ここまであからさまな百合CPも珍しく、そこも大好きなポイントだ。ぜひ見て頂きたい…

 

にこまきを語る。

はい、このタイプの大本命、にこまきである。

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にこまき

うひょおおおおおこの画像見ただけでもたまらねええええええ

「にこまき」は矢澤にこ西木野真姫の百合CPである。まじでにこまきは好きすぎて冷静に語れるかわからないのでゴメンナサイ…

 

「実際の言動で他人と差別化するタイプ」に入れているので、そこに即してお話していきたいと思う。

まず、にこちゃんは高校三年生で真姫ちゃんは高校一年生という年上×年下であり、ふたりとも同じアイドルグループ「μ’s」のメンバーである。

 

アニメのエピソードにおいてメンバー間の絆を深めるために「先輩呼びを禁止する」ことになるメンバーは年上を「○○先輩」ではなく、呼び捨てや「ちゃん」付けで呼ぶことになる。

 

ここでにこちゃんは3年生なので基本他のメンバーは皆名前呼び捨てである。(絵里、穂乃果、花陽etc)

一方真姫ちゃんはどうかというと彼女も同級生、2年生、3年生問わず皆呼び捨てで呼ぶ…にこちゃん以外。にこちゃん以外。

にこちゃんと同じ3年生の他の2人に対しては、「絵里、希」と呼び捨てで呼ぶのにも関わらず、にこちゃん相手には「にこちゃん」なのだ。大いに萌えるではないか…!!!!

 

にこちゃんの方も真姫ちゃん相手だとたまに「真姫ちゃん」と呼ぶこともある。(シリアスなシーンでは呼び捨てになるが)

 

この呼び方で他人と差別化しているところが唯一無二感があって、にこまきの魅力の一つである。

 

真姫ちゃんは所謂ツンデレキャラで、かつ頭も良く、馬鹿をやるキャラではないのでほとんどツッコミ役に回っている。にこちゃんに対しても「バカみたい…」「ナニソレイミワカンナイ!」とツッコむことが主だが、実は彼女のことを好きなんだと分かるシーンが多々挟まれていてにやにやする。

 

2期11話で3年生が卒業した後のμ’sをどうするか話し合う中でも、誰よりもアイドルを愛するにこちゃんが「3年生が卒業してもμ’sは続けろ」というのに対し、真姫ちゃんが

にこちゃんたちのいないμ’sなんて嫌なの…私が嫌なの!!!

と涙ながらに叫ぶシーンがあったり…

ここで「3年生たちのいない」じゃなくて「にこちゃんたちのいない」 って出てくるところが真姫ちゃんのにこちゃんへの愛を感じてもう…しかもほぼにこちゃんオンリーに向かって叫んでるからね、このシーン…

 

にこまきについてはついつい長くなってしまうのでこれは必ずやきちんと一つのテーマでまとめなくてはならぬと決意した。(メロス)

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公式のCDカバーでいちゃつくなもっとやれ

 

かおちさを語る。 

ちょっとにこまきで盛り上がりすぎてしまった…が、このタイプ最後の一組、かおちさである。

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ロミオとジュリエット」を演じるかおちさ

私が現在唯一やっているリズムゲームガールズバンドパーティのキャラクターだ。

瀬田薫と白鷺千聖である。

 

瀬田薫は演劇部に所属しているが、そのルックスと王子様のような言動から多くのファンがいてモテモテというキャラクター。一方で白鷺千聖は子役時代から芸能界に身を置いている女優兼アイドルで、所属するグループの中でもまとめ役をしているしっかり者だ。

 

同じ「演技」という分野でしか接点のなさそうなふたりだが、実は幼馴染であることが明らかになる。

 

このふたりの「実際の言動で他人と差別化するタイプ」とはどういうところかというと、これまでの二組と違ってある意味マイナス方面で他人と差別化している。

 

薫は他の女子生徒に接するのと同様千聖に「やあ千聖。今日も美しいね」などと歯の浮くような言葉を連ねるのに対し、千聖は冷ややかに「あら薫。ごきげんよう」と冷たい視線で答えるのが日常的である。

千聖は薫以外の人たちに対しては、人当たりがよく、冷ややかな言葉をかけることはない。が、唯一薫に対してはそんな態度を取っている。

 

千聖というキャラは心の中でいくら否定的なことを考えていてもそれを全く表には出さない。いわゆる表裏があるキャラクターなのだが、唯一薫に対しては、「裏」の面を見せている。

 

これはこれで特別扱いである。また、幼馴染ということでお互いの幼い頃をよく知っていることから千聖は冷ややかな態度をとりながらも薫には他人には見せない、言わない信頼を寄せているようなことが多い。

 

ここもかおちさの魅力である。

さらに、現在は「王子様」のようなルックスと言動で多くのファンを持つ薫だが、幼少期には全く異なり、千聖を「ちぃちゃん」と呼び彼女のあとをついて回るような気が小さな少女だったことがイベントストーリーで明らかになり、ファンが歓喜した。

そのことから、薫は現在も千聖に頭が上がらないところがあるようでたまに千聖から「かおちゃん」と幼少期の呼び方をされると真っ赤になって照れる。

薫は薫で千聖にしか見せない姿があるところもかおちさの素晴らしいところである。

まだまだ将来が楽しみな百合だ。

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演技後のかおちさ

 

② 実際の言動で他人と差別化するタイプまとめ

3組の上記のタイプを語ってきた。多くの百合CPがそうであるように、パートナーとその他の人を差別化してはいるとは思うのだが、特に顕著な百合をここに分類させてもらった。

 

やっぱりここの特徴は「自分だけに」「唯一」っていうところだと思うのです。しかもそれを客観的にも分かるような感じで言葉だったり態度で見せつけてるのが可愛いところですよね~~~

 

色んなタイプがあるからこそ百合推しはやめられんのだ…

これからも百合と共にあらんことを。

 

つづく

独断と偏見で百合を語る番外編①

 

昨年のことになるが、とある百合について書いた。

 

moneek.hatenablog.com

 

ここで、好きな百合について語る「独断と偏見で百合を語る」をシリーズ化したいと言っていたが、全然書けていないことを棚に上げ、今回番外編として書いてみようと思う。

まさに”本編よりサイドストーリー進める癖を直しなさい”というやつだ。

 

番外編である今回は一つの百合を語るのではなく、私が好きな百合たちを並べていき、色々語ってみることにする。

 

 

独断と偏見で百合を語る番外編~私の愛してきた百合たち~

 

はじめに、ここで基本認識をおさらいしておく。

本ブログ上において百合とは

女の子同士の友情以上の強い関係を指す。必ずしも同性愛的関係を示さない。

 

※あくまで私個人の「百合」に対する考えで、世間一般の「百合」とは感覚がずれているかもしれないのでご承知おきください。

 

 

好きな百合を挙げ、パターン化してみる。

よくTwitterのタグなどで「好きな○○を5つ挙げると好みがわかる」というようなものを見かける。

今回はそれに則ってまずは好きな百合を挙げてくことにする。かっこの中は作品名だ。

 

・はるみち(美少女戦士セーラームーン

・聖志摩(マリア様がみてる

・かれミル(Yes!プリキュア5/Yes!プリキュア5 GoGo!)

・にこまき(ラブライブ!

・ようちか(ラブライブ!サンシャイン!!)

・あきゆか(キラキラ☆プリキュアアラモード

・えみルー(HUGっと!プリキュア

・かおちさ(バンドリ!ガールズバンドパーティー

 

とりあえずこんなところだろうか。(余裕で5つ超えた)

こうしてみるとやはりプリキュアシリーズやセーラームーンなど女児向け作品が多いのが分かる。実際私自身がロリの時に見ていたものもあることを考えると、幼児期にインプットされた性癖が今後の人生に多大な影響を与えるという説は間違っていないのかもしれない…

 

まあそれはおいといて、ではこの百合をパターン化するとどうなるのかやってみる。

 

①”カリスマ”タイプ

これはもう要するに”カリスマ”のような百合、というかぶっちゃけ「はるみち/ウラネプ」に端を発する百合のことである。

⇒はるみち、あきゆか が入る。

 

②実際の言動で他人と差別化するタイプ

これは良いネーミングセンスを思いつかなかったのだが、客観的に見て呼び名、態度によって他の人と差別化している百合を指す。

⇒かれミル、にこまき、かおちさ

 

③表立っては言動に出さないが内心めちゃくちゃ特別視しているタイプ

長い。これは②とは対極しているタイプとして書いた。②があからさまに他人からみて特別だろうなと感じさせるのに対して、このタイプは客観的には分からないのが特徴だと思っている。

⇒聖志摩、ようちか

 

④ニコイチタイプ

その名の通りでふたりで一対の百合。彼女を語る時は必ずパートナーが付いてくるタイプ(物理的、精神的両方)。

⇒えみルー、(はるみち)

 

分類できるものなのか、と思っていたが、案外パターンに分けることができてびっくりしている(笑)また、こうして見ていても割り振られ具合から特にどのタイプが一番私の好みということではなさそうで、私の雑食具合が窺える。

 

ここからはそれぞれのタイプでより詳しく見ていく。

 

①”カリスマ”タイプ

 もう出オチじゃん…という感じは若干あるが、ここに分類したのははるみち、あきゆかのふたつである。

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はるみち

 

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あきゆか



これは天王はるか海王みちる(はるみち)のふたりに端を発するタイプだとしたが、剣城あきらと琴爪ゆかり(あきゆか)のふたりは、この”カリスマ”タイプの系譜を受け継ぐ正統な後継者だと言えるかもしれない。

 

とにかく似ているところが多い。4人とも「正義の戦士」であることは共通しており、他のメンバーよりも年上だ。二人一組で行動することが多く、④のニコイチタイプとも通じる。

 

また、はるみちのはるか、あきゆかのあきらは共にボーイッシュで男性的な見た目、互いのパートナーであるみちるとゆかりは女性的な見た目をしているためか、CP名も「はるみち」、「あきゆか」とはるかとあきらが先頭に持ってこられることが多いように感じる。*1

 

しかし、このカリスマタイプの最大の魅力はここの「入れ替わり」がしばしば起きるということだろう。

「はるみち」の場合、はるかがみちるをリードしているような場面は多いが、実は精神的にはみちるの方が大人であり、はるかが囁く愛の言葉よりもみちるが心に秘めているはるかへの愛の方がデカかったりする。はるみちでもあり、みちはるでもある。

 

「あきゆか」の場合も同様だが少し特殊で、人一倍優しいあきらに対して、気まぐれなゆかりが翻弄している場面は沢山あり、「ゆかあき」のように思えることが多い。しかし、ゆかりの気まぐれさの裏に誰よりも繊細なところがあることを知っているあきらは精神的に彼女を支え、受け止めることも多い。あきゆかでもあり、ゆかあきでもあるのだ。

 

ここまで自分で書いてて、めっちゃ萌えてきた(笑)カリスマは正義である。

もうひとつ、二組のCPの共通点と言ったら外せないのは戦闘シーンにおける「変身名ではなく、本名呼び」だろう。

二組はそれぞれセーラー戦士であり、プリキュアなので変身すると「セーラーウラヌスセーラーネプチューン」となり、「キュアショコラ、キュアマカロン」となる。

 

戦闘の際には変身名の方で皆呼び合うが、ピンチになった時、つまり心が動揺している時には素の名前を呼ぶという戦闘美少女モノ好きには美味しくてたまらないシーンを二組とも見せてくれる。

 特にはるみち(ウラネプ)はシリーズ3作目でも5作目でも死にそうな目に遭い(実際一度命は落としている)、その際に出るお互いへの「はるか…」「みちる…」がたまらなく良いんですよね…

 

カリスマは正義である(2度目)

 

 

今回、4つのタイプ全部書こうと思ったら案外①でも長くなってしまったので分けて書こうと思います。

書きながら、百合って本当に素晴らしいものだなと改めて感じています。

この先もずっと好きだよう

 

つづく

*1:ただ、百合CPの場合、「〇〇×△△」の〇〇と△△の順番は必ずしも所謂「攻め×受け」をさすものではない。呼びやすさで決まることが多いといわれている。

「大奥」感想という名の多部ちゃん可愛いって話

今年から本や映画の感想を書きたいと言ってたにも関わらず更新に間が空いてしまった…いつものことですが😅

 

 

ということで今回はドラマ感想を。

大奥~誕生【有功・家光篇】

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素晴らしかったです…

久々にドラマ一気見してしまった。

 

男女逆転大奥シリーズという歴史改変ものになるんだけど如何にして「男女逆転大奥」が誕生したかを描くストーリです。

 

京都の公家の出ながら恵まれない人の為に仏道に入った有功が、家光の乳母である春日局の奸計により還俗させられ大奥に無理やり連れてこられる(有功は相当な美青年なのだ)。そこで将軍家光と出会い、紆余曲折を経て結ばれるが…というお話。

 

 

主人公の万里小路 有功役を堺雅人、3代将軍家光役を多部未華子というキャストで、彼らがもう素晴らしい。

堺雅人はすごく心優しいながら強い意志を持った大人の男を演じていて、ずっっと柔和な笑みを絶やさない役なんですが、たまに感情を昂らせると内に秘めていた激しい感情を見せる。そこがまたグッとくるんですよね〜〜しかも彼が感情を昂らせるシーンってめちゃくちゃ少ないのです。ちょっとしたことには全く動じない人だからこそ、感情を露わにすると視聴者にもその激しさが伝わるんですよ…素晴らしい演技でした。(長い)

 

もう1人の主人公、多部ちゃんはね…もう彼女もほんとに素晴らしい!!!

世間には女将軍ということが伏せられているので大奥の中でも存在を知る者も少なく、「存在してはいけないもの」として育てられた家光役を演じてた多部ちゃん。

彼女はこのドラマの中で傍若無人に我儘放題に振舞っていた初期→有功と出会い彼と心を通わせるまで→有功にぞっこん期→有功と寝室を分けることになる期→女将軍として公に姿を現すようになる期と(私が勝手に分類させてもらった区分で)見事に演じ分けしてます。それは彼女の人間としての成長具合を示してるんですが、ただ成長しているだけじゃなくて、ここで切ないのは有功を愛する家光と為政者としての家光はどうしても一緒になれないとこなんですよ…

 

有功と出会ったことで人を愛することを知った家光は、びっくりするくらい可愛くなります(ここまじでかわいい)恋する乙女の多部ちゃんと優しく彼女を見つめる堺雅人の2人はずっと見てたいくらいだったのに、有功との子供が出来ない事から別の側室を迎えることになる辺りから雲行きが怪しくなってきます…

愛しているのは有功だけだが徳川のためには他の男と寝なくてはいけない、子供を作らねばいけない-

という中でふたりとも苦しむのが辛すぎた…

 

そんな中で多部ちゃんはどんどん恋する乙女よりも国を治める将軍として、母として強くなってゆく姿が描かれるんだけどもその演技が素晴らしい😭😭

そして切ない…

 

ドラマの回が進めば進むほど、主題歌の「DEEPNESS」が家光の気持ちを歌ってるようにしか思えないし、歌詞が染みるのであの曲が流れる度涙出てきてしまってた(笑)

 

 

大奥シリーズの中では1番好きです。おすすめいたします。

 

おわり

『銀河鉄道999(1979)』感想。※ネタバレ含みます。

 

映画感想ばっかりになっちゃうけど観たので早いうちに感想書いておくことにします。

 

今回は『銀河鉄道999(1979)』視聴媒体はNetflix

 

銀河鉄道999

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  • 発売日: 2015/04/28
  • メディア: Prime Video
 

 

 そういえば観たことないよなっていうのと、良かったという感想を聞いていたので視聴。

 

面白かった!!!

 

機械の身体を手に入れるために銀河鉄道999に乗る少年鉄郎。彼と共に旅をする謎の美女メーテル

アニメもあることから、映画はそのエピソードをまとめた(でもところどころ異なる)らしく、展開が若干早く、強引で説明が足りないところもあったけど、アニメではそこのところをより詳しく描いているのかも?

でも全体として見やすく、とても良かった。

 

魅力的なサブキャラ

最初キャプテンハーロックが鉄郎と似ててエッ鉄郎の親父ぜったいハーロックだよ!!とか思ってたけど見事に違いました(笑)

賞金首の宇宙海賊ハーロックがめちゃくちゃかっこいいので軽率に好きになっちゃった。顔に傷があって、右目眼帯でめちゃくちゃ強いって好きでしかないやん…

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キャプテン・ハーロック

 

女海賊のクイーン・エメラルダスも強いし、誇り高いし、めちゃくちゃかっこよかった…鉄郎を殺そうとしてたのに、鉄郎の意志を聞くと武器を下げて「命は一つしかないのだから大切にしなさい」とか言ったりクールビューティでした。

「女海賊」って聞いてたから言葉遣いは乱暴かと思いきや「ですます調」で丁寧な感じなのが意外で、そこもまた素敵ポイントでしたん。しかも旅をしている目的が「身も心も許した愛した男を探している」とか…🤤🤤🤤

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クイーン・エメラルダス

 

とサブキャラがかっこよかったのが印象的。松本零士作品を知らないのであれなんだけど、彼らがメインの作品もあるのね。CLAMP作品みたいなスターシステムがあるようです。

典型的なイニシエーションの物語として。

もちろんメインヒーローの鉄郎とヒロイン・メーテルも良い。

全体を通して鉄郎のイニシエーションの物語で、最後にメーテルとの別れが待っているのもイニシエーションにつきものだなあと思って観てた。

メーテルは鉄郎が成長するために欠かせない人物であってかつ「思い出の中だけにいる女」というところが切ない…

 

 

エンディングで流れるのはもちろん「銀河鉄道999」。見事に歌詞が物語とマッチしていて素晴らしいのですが「別れも愛の一つだと」という歌詞でうわああああ(語彙力)となってしまったわ…

機械化と人間性について

人間が機械の身体を求めるようになった世界で裕福な人間は身体を機械化し、永遠の命を手に入れている。

最初は「タダで機械の身体が手に入る」から銀河鉄道999の終着点の星を目指していた鉄郎が、色んな星を訪れ、色んな人と関わっていくうちに目的が変わるのも、ありがちなんだけど、やっぱり感動してしまった。

ディストピア小説を好んで読むのでやっぱりこういう設定は私たちの未来と結びつけて考えてしまうし、テクノロジーが発達した今だからこそこの映画はより意味があるんじゃないだろうかとも思った。

 

おわり

トワイライト・サーガ感想①

 

最近仕事終わりによくNetflixにて映画を観ている。

 

ここ最近は毎日一日一本観てきたのでその感想を。シリーズもの。

「トワイライト・サーガ」、通称トワイライトである。

 

私がこの映画の原作がすごく好きということは過去の記事でも書いたことがある。

 

moneek.hatenablog.com

 

映画は3作目までは観たことがあるが、うろ覚えという状態だったので改めて1作目から観た。

 

 

トワイライト~初恋~

トワイライト~初恋~

  • 発売日: 2017/10/10
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 1作目は『トワイライト~初恋~(2008)』

2作目は『ニュームーン トワイライト・サーガ(2009)』

3作目は『エクリプス トワイライト・サーガ(2010)』

 

この記事では3作品の感想をまとめて書こうと思う。

 

①やっぱり1作目が好き。『トワイライト~初恋~』

この3作品の中でどれが好きかと言われると私は断然1作目の『初恋』を推す。

1作目は所謂学園もの×禁断の恋というまあ私が大好物な感じですごく好みだ。

私の想像するアメリカの学園生活が描かれているのも良くて、プロム(!)に参加して終わる。

 

少し陰のある主人公ベラが転校先の学校で出会った美少年エドワードが実は吸血鬼だった…というストーリーで、二人は禁断の恋に落ちる。

エドワードは他の吸血鬼と異なり、人間ではなく動物の血を飲む「菜食主義」を取っているが、ベラの血は彼にとって特別で、彼女を欲しくてたまらない。けれど、エドワードは彼女を愛しているので飲まない。

 

以前の記事で紹介した本に書いてあったが、吸血鬼モノとティーンもの(ジュブナイル小説)は相性が良い。

ブラム・ストーカーの『ドラキュラ』からあるように吸血行為と性行為はイコールと見なせる。吸血行為は性行為のメタファーと言ってよい。

だからこそティーン小説では書けない性行為を吸血行為によって代用できるので相性が良いということだそうだ。

 

トワイライトがティーンに爆発的な人気となったのも恐らくそこが大きくて、

「素敵な男の子(王子様)」は私のことが大好きだけど、”本当に私のことを大切にしてくれるから”血を飲まない(=セックスしない)。欲望を抑えている姿もセクシー❤というところであろう。

 

というわけで1作目を観ていると、ティーンが好きそうな少女漫画風な展開が多く、だからこそ少女漫画大好きな私も1作目が好きなのだろうと改めて感じた。

 

エドワードの独りよがりさにイライラ…『ニュームーン トワイライト・サーガ』

ニュームーンに関しては、原作でもそうだったが、エドワードがベラの為を思って彼女の下から姿を消す、という展開が辛すぎてあんまり見てられなかった…

 

私はここのエドワードの独りよがりさが好きではない。よく彼女のことが大切で、自分と一緒にいると不幸になる。だから離れるんだ。という結論を出す男がいるが、あれはいただけないと私は感じている。

 

私から言わせると「お前の意見なんか知ったことか。私にとってはあなたがいない方が不幸だ。”私の為”とか言い訳すんな」である。

実際、ニュームーンではエドワードがベラと離れてしまったせいである事件が起こり、トラブルになるが、そのおかげでエドワードはやはりベラと離れることなどできないと悟る。ほらみたことか

彼らの愛がより深くなるためには必要だったのだ…と堪えて視聴した。

 

③年相応なエドワードをかわいく思ってしまった『エクリプス~トワイライト・サーガ』

エクリプス…あまり印象に残った所はないが、ベラに想いを寄せる人狼のジェイコブに対して、エドワードが”17歳”の少年らしく嫉妬するところがお気に入り。普段ベラに対しては完璧な紳士でベラを諭すことも多いのに、ベラを温めるために高い体温を持つジェイコブが彼女を抱きしめるしかない状況になるとその光景を見て苦しそうにし、嫉妬の言葉をかけてしまうところが可愛かった。

 

私は長いこと圧倒的にジェイコブよりエドワード派だったのだが、改めて見直すとジェイコブも良いな…と思い始めた(笑)何よりジェイコブを演じるテイラーがいい身体すぎる

 

おわり